特定植物の繁茂(草刈り時期に注意)

ワラビの繁茂(畑における例を参考に示します。)
 クリ畑で古くなったクリの木を切り抜根して、陽当たりの良い状態の畑を毎年6月下旬から7月上旬に草刈りを実施して来たが、刈り取り後は他の草より、ワラビの萌芽が早く、かつ生長も早いので、他の草を抑制して徐々にワラビが増殖して畑を占有するようにになった。
 草刈りの時期を遅く8月頃にすれば、増殖は遅らせることはできたと考えられるが、根本対策は根茎を取り除くことである。
 (実際はこれは良い、いっそワラビ畑にしようと思い、自家用のワラビ畑にしたが、食べきれない程毎春採れる。)
(’07.8.13.撮影)
休耕田のイヌタデの繁茂
 棚田の休耕田の草刈りを’05.9.4.に実施したところ、種子を一面に播種したようにイヌタデが咲き誇ったのでびっくり。どうしてこのように一種類の草が急に繁茂するのか、完熟種子を落下させた株が前年までにある程度広がっていたとしか考えれない。
(’05.10.15.撮影)
 再度繁茂しては困るので、種子が完熟する前に刈ってしまった。
 イノシシがミミズを探したのか、田の表面を凸凹にしていたので、’05.11.5.に耕耘機のロータリーをかけて撹拌して、草刈り機を運転し易いように表面を平にした。
 このことが翌年のアキノエノコログサが一面に発芽するように種子を均等散布したような結果になったのかもしれない。しかしながら、イヌタデを刈った時点では、アキノエノコログサが散見されていたとは記憶していない。
(’05.10.15.撮影)
アキノエノコログサの繁茂
  翌年、イヌタデが繁茂した休耕田に今度は、アキノエノコログサが一面に繁茂した。
  草刈りを’06.6.4.実施したところ、一面に生長して来た。
(’06.7.16.撮影)
(’06.7.16.撮影、繁茂した全景)
  あたかも牧草か小型のアワを育てているように見えるので、世間体を気にせずそのまま育てた。翌年の繁茂を期待して、種子が完熟して、植物体が枯れてから刈っておいたが、翌年発芽前の適期の草刈りができず遅れてしまった。
 しかし、それでもほぼ一面に繁茂したが,スポット的に他の雑草が侵入てきた。それがより草丈の高い草だったので牧草の栽培をしているようには見えなくなってしまった。
 田畑などの耕作地ではなく、山(林間)でも年3回程度草刈りが行われるところでは、一種類の草が一面に繁茂することもある。これはツリガネニンジンの繁茂事例(’06.6.24.撮影)であるが、他の場所ではホウチャクソウ、ヤマアイなどが繁茂したのを見たこともある。
 とにかくある一種の植物が広い面積を占領してしまうのは、生物の多様性確保の面から好ましくないので、個々の植物の特性と生育場所の環境を把握して、まず草刈り時期の変更で対処し、ダメな場合は抜き取るなどするしかないと考えられる
(参考・・・ヒカゲノカズラの例)

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